DCD-1700NE

フラッグシップモデルと同じ手法で磨き上げられたミドルクラスSACDプレーヤー

  • SACDプレーヤー
  • SP (プレミアムシルバー)






希望小売価格

主な特長

  • オリジナル・ドライブ・メカニズム「Advanced S.V.H. Mechanism」
  • アップサンプリング&ビット拡張技術「Advanced AL32 Processing Plus」
  • 32 bit対応高性能D/Aコンバーターオリジナル・ドライブ・メカニズム「Advanced S.V.H. Mechanism」
  • DACマスター・クロック・デザイン&超低位相雑音クロック
  • ハイエンドモデル譲りのカスタムパーツを多数採用
  • サウンドマスターが磨き上げたカスタムブロックコンデンサー
  • 徹底したノイズ対策
  • ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション
  • 振動を抑制するリブ入り高密度フット
  • DSD / ハイレゾデータディスク再生対応

オリジナル・ドライブ・メカニズム Advanced S.V.H. Mechanism

ディスクドライブには、自社開発ドライブ・メカニズム「Advanced S.V.H. Mechanism」の最新世代を搭載。ピックアップの制御とデコードを担う回路を最短、最小化することにより余分な電流やノイズの発生を抑制。トレイには共振を防止するためにザイロン素材を採用しています。また、メカニズムを低重心化することでディスクの回転により内部から生じる振動を低減させることはもちろん、外部からの振動にも強い構造としています。不要振動を排除することによりサーボ系の動作を最小限にとどめ、無駄な制御や電流の消費を抑えることで高精度かつ安定したデジタル信号の読み出しを可能にしています。

アップサンプリング&ビット拡張技術「Advanced AL32 Processing Plus」

ハイレゾ音源の入力にも対応する、デノン独自のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Processing Plus」を搭載。CD再生の場合、44.1 kHz / 16 bitのPCM信号を705.6 kHz / 32 bitへとアップサンプリング&ビット拡張処理を行います。進化した独自のアルゴリズムによって前後のデータの離散値からあるべき点を導き出し、本来のアナログ波形を再現する理想的な補間処理を行います。デジタル録音時に失われたデータを高い精度で復元することで、歪みのない繊細な描写、正確な音の定位、豊かな低域など原音に忠実な再生を実現しています。

32 bit対応高性能D/Aコンバーター

D/Aコンバーターにはアップサンプリングとビット拡張処理されたデジタル音源の持つ豊かな情報を余すところなく引き出し、高精度にアナログ信号に変換するために高性能な32 bit対応D/Aコンバーターを採用しています。差動電流出力タイプのD/Aコンバーターであるため、ノイズに強く、I/V変換回路での独自の音作りが可能になるというメリットを備えています。

DACマスター・クロック・デザイン&超低位相雑音クロック

DACをマスターとしてクロック供給を行い、デジタル回路を正確に同期させるDACマスター・クロック・デザインを採用。マスタークロックをD/Aコンバーターの間近に配置することで余分なジッターの発生を抑え、高精度なD/A変換を実現しています。また、デジタルオーディオ回路の性能を最大限に発揮させるためには、半導体動作の基準となるクロックの品質が極めて重要になります。そのために周波数の変位である位相雑音を大幅に低減した超低位相雑音クロック発振器を搭載しています。さらに周波数(44.1kHz / 48kHz)別に2個のクロック発振器を搭載し、音源のサンプリング周波数に合わせて切り替えることでジッターを極小化しています。

ミニマム・シグナル・パス回路

フラッグシップモデルである「DCD-SX1 LIMITED EDITION」の設計思想を受け継ぎ、回路全体の「シンプル&ストレート化」を徹底。原音に限りなく忠実な再生を行うために、デジタルオーディオ回路には4層基板、アナログオーディオ回路には2層基板を採用し、基板上の信号の引き回しを最短の経路としています。その結果、回路間および左右チャンネル間の干渉や外部からの音声信号への悪影響は最小化され、クリーンかつ透明感の高いサウンドを実現しています。

ハイエンドモデル譲りのカスタムパーツを多数採用

DCD-1700NEをデノンの理想とする「Vivid & Spacious」なサウンドに仕上げるために、これまでデノンのハイエンドSACDプレーヤー「DCD-SX1 LIMITED EDITION」や110周年記念モデル「DCD-A110」などの上級機専用であった最高級のPPSC-Xコンデンサーをアナログオーディオ出力回路に投入しました。その他にも音質担当エンジニアとサウンドマスターが部品メーカーの協力の下で、長い期間をかけて作り上げてきたデノン独自のカスタムパーツを多数採用しています。また、アナログオーディオ出力回路のオペアンプをグレードアップし、カーボン被膜抵抗やメルフ抵抗、導電性高分子コンデンサーなどの高品位なパーツを随所に用いることで、圧倒的な高解像度とどこまでも広がるサウンドステージを両立するデノンサウンドを実現しています。

サウンドマスターが磨き上げたカスタムブロックコンデンサー

DCD-1700NEのアナログオーディオ用電源回路には、試作と試聴を繰り返してサウンドマスターが音質チューニングを施したDCD-1700NE専用の大容量(3,300μF)カスタムブロックコンデンサーを搭載。クリーンで安定した電源供給を可能にし、重厚さと繊細なディテールが絶妙に調和したサウンドを実現しています。

徹底したノイズ対策

高品位なパーツを投入し、製品のパフォーマンスが上がると、これまで気付くことのなかったごく僅かなノイズやサウンドの違和感が顕在化することがあります。DCD-1700NEの開発においても、クラスを超えた高音質パーツを多数採用したことでより入念なノイズ対策が必要となりました。デジタルオーディオ回路においては25個に及ぶノイズ対策部品を追加。さらにフレキシブル・フラットケーブルの長さやその他ワイヤーの引き回しの最適化、電源トランス取り付けネジの銅メッキ仕様への変更など、徹底したノイズ対策により圧倒的なS/N感と音の繊細な表情まで描き出す表現力を実現しました。

ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション

機器内部を流れる繊細な音楽信号は、ディスクの回転や電源トランスによって発生する内部振動や、スピーカーからの音圧による空気やラックの振動を受けることで品位が低下します。これらの影響を防ぐために、デノンは「ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション」と呼ばれる制振構造を開発し、長年にわたって磨き上げてきました。これは、振動源である電源トランスをフットに近づけて配置することで不要な振動を外部へと逃がし、周辺回路への影響を防ぐ構造です。また、もっとも大きな質量を持つパーツであるドライブ・メカニズムを筐体中央部に配置することで低重心化を図り、ディスクの回転による内部的な振動や外部から受ける振動の影響も効果的に抑制しています。

振動を抑制するリブ入り高密度フット

堅牢なドライブ・メカニズムや電源トランス、シャーシの大きな重量を支えるフットには、高密度で高剛性なリブ入りフットを採用。プリメインアンプにも使用されているフットによって防振効果をさらに高めるとともに、入念な音質チューニングも施しています。

金メッキ出力端子

L / R独立タイプのアナログ出力端子を余裕のある間隔で配置。大型のRCAプラグを使用したケーブルも容易に着脱できます。アナログ出力端子と、同軸デジタル出力端子には経年変化や信号の劣化を防止する金メッキ加工を施し、高品位な接続を実現しています。

DSD&ハイレゾデータディスク再生対応

CDやスーパーオーディオCDの再生に加え、DVD-R/-RWやDVD+R/+RWに記録したDSD(2.8 MHz / 5.6 MHz)、最大192 kHz / 24 bitまでのハイレゾ音源を含む音楽ファイルの再生に対応しています。CD-R/-RWでは、サンプリング周波数48 kHzまでのファイルを再生することができます。

フォーマット サンプリング周波数 ビットレート ビットレングス 拡張子
DSD 2.8 / 5.6 MHz 1 bit .dsf / dff
WAV 32 / 44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192 kHz 16 / 24 bit .wav
FLAC 32 / 44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192 kHz 16 / 24 bit .flac
AIFF 32 / 44.1 / 48 / 88.2 / 96 / 176.4 / 192 kHz 16 / 24 bit .aif /.aiff
ALAC 32 / 44.1 / 48 / 88.2 / 96 kHz 16 / 24 bit .m4a
MP3 32 / 44.1 / 48 kHz 48 – 320 kbps .mp3
WMA 32 / 44.1 / 48 kHz 48 – 320 kbps .wma
AAC 32 / 44.1 / 48 kHz 48 – 320 kbps .aac/.m4a

※著作権保護のないファイルのみ再生できます。 ※CD-R / RWでは、サンプリング周波数が48 kHzまでのファイルを再生できます。 ※DSD信号およびサンプリング周波数が32kHz のファイルの再生中はデジタル音声出力を停止します。

ピュアダイレクトモード

再生中のディスプレイ表示とデジタル音声出力を停止することにより、音質に影響を与えるノイズを抑え、高品位な再生を可能にするピュアダイレクトモードを搭載しています。

その他の機能・特長

  • 同軸&光デジタル出力(PCM 44.1kHz ~ 192 kHz)
  • スーパーオーディオCDのマルチチャンネルレイヤーのステレオダウンミックス再生
  • アンプの操作もできるリモコン
  • プログラム / リピート / ランダム再生
  • 4段階のディスプレイディマー
  • タイマープレイ対応(※外部タイマーが必要です)
  • オートスタンバイモード(15分 ※出荷時OFF)
  • 着脱式電源コード

主な仕様 - DCD-1700NE

■ オーディオ特性

【 スーパーオーディオCD 】
チャンネル: 2チャンネル
再生周波数範囲: 2 Hz ~ 100 kHz
再生周波数特性: 2 Hz ~ 50 kHz(-3 dB)
S/N比: 119 dB(可聴帯域)
ダイナミックレンジ: 112 dB(可聴帯域)
高調波歪率: 0.0010 %(1 kHz、可聴帯域)
ワウ・フラッター: 測定限界以下
出力レベル:  2.0 V(10 kΩ)
信号方式: 1 bit / DSD
サンプリング周波数: 2.8224 MHz

【 CD 】
チャンネル: 2チャンネル
再生周波数範囲: 2 Hz ~ 20 kHz
再生周波数特性: 2 Hz ~ 20 kHz(±0.5 dB)
S/N比: 117 dB
ダイナミックレンジ: 101 dB
高調波歪率:  0.0016 %(1 kHz)
ワウ・フラッター: 測定限界以下
出力レベル: 2.0 V(10 kΩ)
信号方式: 16 bit / リニアPCM
サンプリング周波数:: 44.1 kHz

■ 入出力端子」
アナログ音声出力端子: アンバランス出力×1
デジタル音声出力端子: 同軸デジタル出力×1、光デジタル出力×1
その他: IRコントロール入出力×1

■ 総合

外形寸法(W × H × D): 434 x 135 x 384 mm
質量: 9.0 kg
消費電力: 24 W
待機電力: 0.1 W以下
付属品: かんたんスタートガイド、取扱説明書、リモコン、単4形乾電池×2、音声ケーブル、電源コード


保証期間:1年

発売時期:2023年1月下旬

ダウンロード - DCD-1700NE

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WEBマニュアル: ブラウザで取扱説明書を閲覧できます
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DCD-1700NE 取扱説明書


01/10/2023

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DCD-1700NE かんたんスタートガイド


01/10/2023